ほるもん 植物ホルモン擬人化まとめ

オーキシンサイトカイニンジベレリンエチレンアブシジン酸ブラシノステロイドジャスモン酸フロリゲンストリゴラクトンストマジェンサリチル酸


ふろりん
(フロリゲン)

歌声も姿も美しい不思議な女の子。名前はジャスモンさんがつけたあだ名。実は人々の心に花を咲かせる妖精という噂も。

ふろりげんです。2年生です。私は周りの環境の条件が揃うことで、植物の花を咲かせる能力を持っています。少し前までは幻のほるもんと呼ばれていました。これまで先輩たちを見つけてきた方法では私を見つけることができなかったからです。実はまだ見つかってない能力もあるんです。誰かが見つけてくれるまでもう少し待っておきますね。
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プロフィール

名前:ふろりん
年齢:?歳
身長:157cm
趣味:歌うこと
能力:植物の花を咲かせる

フロリゲンは「花成ホルモン」とも呼ばれ、植物が花を咲かせるタイミングを決める物質です。葉で作られ、維管束を通って茎の先端に運ばれ、花芽の形成を促します。日照時間や季節の変化に応じて働き、植物が適した時期に花を咲かせられるよう調節しています。近年その正体が明らかになった、植物の「開花スイッチ」といえる重要なホルモンです。

もっと詳しくフロリゲン [ Florigen ]
花成誘導
フロリゲンは、植物において花芽形成を誘導するシグナル物質として長らく存在が予想されていた「花成ホルモン」である。20世紀前半から「葉で作られて茎頂へ運ばれ、花を咲かせる物質がある」という仮説が提唱されていたが、その実体は70年もの間不明であった。転機となったのは2000年代で、

イネやシロイヌナズナにおいてFT遺伝子(FLOWERING LOCUS T)やその相同遺伝子が花成を促進する因子であることが明らかとなり

、フロリゲンの本体がタンパク質であると解明されたことである。
シグナル伝達は CONSTANS(CO)と呼ばれる転写因子をコードしているmRNAの産生によって開始される。これは日照時間などの条件により制御され、産物であるCOタンパク質はFT遺伝子の転写を促進する。短期間のCO転写因子活性の結果産生されるFTタンパク質は、次に師部を経由して茎頂分裂組織(SAM)に輸送される。SAMにおいてFTタンパク質は転写因子であるFDタンパク質と相互作用し、花芽形成決定遺伝子(SOC1、APETALA1など)を活性化することにより開花を誘導する。これにより栄養成長から生殖成長への転換が実現する。
ここ数年の知見としては、フロリゲンと拮抗的に働くアンチフロリゲン(AFT)が存在し、植物体の発育様式や花のタイミングを精密に制御していることが理解されつつある。また特殊な手法により、これまで不明瞭であった茎頂におけるフロリゲンの動態を植物体内で可視化することも可能となった。

Fig: Taoka K, Ohki I, Tsuji H, et al. 14-3-3 proteins act as intracellular receptors for rice Hd3a florigen. Nature, 332–335 (2011).